「サクセンダ」とは?
GLP-1受容体作動薬(サクセンダ)は、本来糖尿病治療薬として開発された注射薬です。
食欲抑制や満腹感の持続、脂肪燃焼の促進といった作用を利用し、医師の管理下で体重管理をサポートする「メディカルダイエット」として注目されています。
GLP-1メディカルダイエット(サクセンダ)
抑制
なりにくい
予防
急上昇を
抑える
(食塩)の
排泄を促す

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、もともと体内に存在するホルモンで、食事を摂取したときに小腸から分泌されます。GLP-1には 消化をゆるやかにし、食欲を抑えて満腹感を持続させる作用 があり、欧米では肥満治療薬として承認されています。
GLP-1の分泌が少ない方は、消化・吸収が早いため空腹を感じやすく、食事量が多くなり体重増加につながりやすい傾向があります。反対にGLP-1が十分に分泌される方は、少ない食事でも満腹感を得やすく、食欲も抑えられやすいとされています。こうした作用から、GLP-1は「食欲を抑えるホルモン」と呼ばれることもあります。
***インクレチンについて***
インクレチンとは、食物が消化管に入ると腸から分泌され、血糖値の上昇に応じて膵臓に作用し、インスリンやグルカゴンの分泌を調整する消化管ホルモンの総称です。代表的なものが GLP-1 です。
・インスリン:血糖を細胞に取り込み、血糖値を下げる作用
・グルカゴン:血糖値が下がると分泌され、肝臓から糖を放出し血糖値を上げる作用
GLP-1ダイエットでは、これらホルモンの働きを利用することで、食欲抑制・満腹感の持続・血糖の安定化 を実現し、医師の管理下で健康的な体重管理をサポートします。
■ サクセンダ(リラグルチド)
・作用:GLP-1単独作用
・投与方法:1日1回自己注射
・特徴:食欲を自然に抑え、少しずつ体重減少を目指します
・対象:自己注射が苦にならない方、マイルドな体重管理を希望される方
痩身 | ★★★★★ |
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GLP-1ダイエットに向いている人
- 食欲をコントロールするのが難しい方
- 少量の食事では満足できず、つい食べ過ぎてしまう方
- 間食や夜食がやめられない方
- 運動や食事制限だけでは体重管理が難しい方
- 短期的なダイエットではなく、長期的に体重を安定させたい方
- 医師の管理のもとで、安全にダイエットを進めたい方
- 肥満に関連する生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖代謝異常など)を予防したい方
注意点・特記事項
- 未承認医薬品等
Saxenda(サクセンダ):この治療で使用されるSaxendaは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
- 入手経路等
Saxenda(サクセンダ):この治療で使用されるSaxendaはデンマークのNOVA NORDISK社で製造されたものを当院で個人輸入しております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、こちらのページをご確認ください。
- 国内の承認医薬品等の有無
Saxenda(サクセンダ):国内においては同様の承認を受けている医薬品はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報
Saxenda(サクセンダ):FDA(アメリカ食品医薬品局)、EMA(ヨーロッパ医薬品庁)、MFDS(韓国医薬品安全処)に承認されております。EU諸国ではCEマークも取得しています。
副作用としては、低血糖、下痢、便秘、吐き気、嘔吐、頭痛、食欲減退、消化不良、疲労、倦怠感、注射部位反応(紅斑、発疹、内出血、疼痛など)、膵酵素増加、膵炎、腹痛、腸閉塞、胃部不快感が報告されています。