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松倉院長コラム(9): 米国で学んだ最新の美容医療

2017.06.23


 ロサンゼルスのビバリーヒルズで開業していたゼイン・オバジ氏は、シミやしわ、ニキビに対する「オバジ・ニューダーム」という肌再生医療を開発した皮膚科医です。
 加齢や日光によってダメージを受けた肌は、表面のケアだけでは本来の美しさを取り戻すことができません。そこで、肌の細胞機能、再生サイクルにアプローチすることによって健康的な肌の回復を促すのが彼のやり方でした。ただ、このプログラムにおいては皮膚に、一時的に赤み、かゆみ、ぴりぴり感、角質の剥離などの副反応が起こります。このプロセスをいかに通過するか、医師がしっかり観察しながら、使用頻度や投与量のコントロールを行うことが必要になります。
 彼のもとで勉強をするために渡米した私は、現地でこの最先端の美容医療について学ぶことになりました。
 私が渡米した20年前の当時、米国の美容医療界で話題だったのは、このオバジ医師のニューダームでも注目されたレチノイン酸、ブルーピールの他、ボトックスなど。いずれも、その後開業し、私がわが国でもっとも早い時期に導入することになった治療法です。現在、美容に関心のある人なら誰もが知っている、おなじみの成分ですね。

 
 なかでもボトックス注射は、1980年代から本格的に医学に応用され、美容整形の分野では眉間や目尻のしわとりに応用されています。
 しかし、ボトックス注射はボツリヌス毒素製剤の一つです。食中毒の原因菌であるボツリヌス菌が作るたんぱく質(ボツリヌストキシン)を薬として使えるよう加工したものを使い、神経の一部を麻痺させ、筋肉を弛緩させる仕組みを使っているのですが、当時その治療法を学んだときは「こんなものをよく薬として使おうとしたな」と驚いたものです。
 ドクター・オバジのもとで勉強をしていたときに、私と同じように勉強をしにきていたドクターがちょうどそのボトックスの研究を行っていたのです。「論文を書いたり、仲間と研究会を開催している。興味があるなら参加しないか」と誘われたので、後日、ニューヨークで行われたその研究会に参加することになりました。いろいろな症例が持ち寄られ、話し合われていましたが、そこの看護師さんに「結果はどうですか?」と聞くと「まだ発展途上の分野だから、すぐにはやらないほうがいい」などと言われたりして。
 ところが面白いことに、ニューヨークからの帰りの飛行場で「マドンナがボトックス治療でしわをとった」というニュースが流れたのです。この報道が引き金になり、米国でもこの治療法への関心が高まり、一気に広がることになりました。

 
 
 このような勉強期間を経て、「米国でこれだけ結果を出している美容医療なのだから、これを日本で導入すれば、患者さんはすごく喜んでくれるはず」と意気揚々と帰国した私ですが、大学側に話すと「国内で未認可の医薬品は使えない」と言われました。「では、大学を辞めます」と開業を決意することになったのです。

 
 次回は、開業当時に僕が取り組んだこと、そこに立ちふさがったいくつかの関門についてお話しましょう。


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