COLUMNコラム

ラジオ波は美容医療の中でもエイジングケアができる施術として人気が高いといわれている施術です。

ラジオ波は全身に使用でき、身体に使うとシェイプアップやたるみの解消、顔に使うとシワ・たるみの解消に加え小顔効果が期待できるとされています。

さらにラジオ波は近年、ハイフなど別の施術と併せて使うと相乗効果を生み、肌のリフトアップやダイエットを実現するとして注目されています。

今回はラジオ波を顔に使用した際の効果にフォーカスし、どんな悩みを抱えている方におすすめなのかや、施術の流れ・注意点について紹介していきましょう。

ラジオ波とは？

ラジオ波とはRadio Frequencyの略で、RFと呼ぶこともある美容機械です。

出力の差により、家庭用・エステ用・医療用に分かれます。

お肌に電磁波を照射することで肌の深層組織を振動・摩擦させて身体を深部から温めたり、新陳代謝を上げたりする効果があるとされます。

身体を深部から温め脂肪を柔らかくし燃焼を促すので、シェイプアップはもちろん、冷え性の方にもおすすめです。

肩こりや腰痛にも効果があるとされ、実はプロのアスリートも身体のメンテナンスに用いているそうです。

お肌へ照射する効果としては、熱を与えて刺激することでコラーゲンの生成を促し、ハリツヤのある肌へと導きます。

また新陳代謝を活発化させ、デトックスやむくみの解消も期待できるとされています。ラジオ波のタイプは大きく分けて以下の3つです。

・モノポーラ方式

・バイポーラ方式

・マルチポーラ方式

これらは電極の数が異なり、モノポーラ方式は電極が1つ、バイポーラ方式は電極が2つ、マルチポーラ方式は電極が3つあります。

モノポーラ方式は表皮から約5㎝の深さまで熱が到達するため、深部の施術に向いています。

パイポーラ方式はモノポーラ方式に比べて表面の浅い組織の施術に使用され、マルチポーラ方式は深部と浅部の療法を均一に温めることができる点が特徴です。

松倉クリニック表参道が使っているラジオ波の1つはこのタイプのラジオ波機器オリジオで、専門機関ならではのテクニックでハリツヤのあるお肌を実現することを目指しています。

オリジオは、医師の判断によって個人輸入しておりますが、すべてのEU加盟国の安全基準を満たした証であるCE承認取得済みの機器です。

また針を使って皮下にラジオ波を照射するマイクロニードルRFというタイプも使用しています。

こちらはまぶたや目元のシワ・たるみなど、細かい部分にまで対応できるのが魅力です。ラジオ波は国内未承認の機器であるため自由診療となりますので、施術を受ける際にはご留意ください。

ラジオ波を顔にあてると期待できる効果

全身の様々な悩みに使用できるラジオ波ですが、顔に使うとふっくらとしたハリと透明感のある肌を取り戻せるとして、女性のエイジングケアに適しているといわれています。

ここでは、具体的にどういった効果が得られるのかを紹介していきましょう。

■コラーゲン生成の促進

ラジオ波を顔にあてると、深部の摩擦により熱が発生し、その刺激でお肌の深層部におけるコラーゲンの生成を促します。

コラーゲンは弾力のあるプルプルのお肌を作るのに欠かせない要素です。肌組織でコラーゲン生成が活発化することで、お肌に瑞々しさやハリが生まれます。

■むくみ解消

ラジオ波は肌の深層組織を振動・摩擦させることで熱を発生させ、新陳代謝を活発にさせます。

顔のむくみは老廃物がしっかりと排出されず、溜まることで発生するものです。ラジオ波で新陳代謝を活性化し、老廃物を流すとスッキリとしたフェイスラインを取り戻せます。

■血行促進

肌の深層部に熱を与えられるラジオ波ですが、身体を温めることによって、血の巡りもよくなります。

実際に肩こりや腰痛の緩和にも使われていますが、顔にあてると血行が促進され、自然なバラ色のほほを持つ若々しい印象のお顔に仕上げられるのです。

■ハイフの効果アップ

HIFU（ハイフ）とは高密度の超音波がたるみ・シワ改善に働きかける、エイジングケアに適した施術です。

このハイフ施術とラジオ波を組み合わせることで、顔のリフトアップやたるみ・むくみケアの相乗効果が期待できます。

一方、ラジオ波は脂肪を柔らかくし分解を促すことで、中長期的な肌の引き締めや肌質の改善に繋げることができるのです。

美容医療が進む韓国では、ハイフとラジオ波の併用が定番化されつつあります。

松倉クリニックで使用しているハイフ・ダブロ/ダブロゴールドは医師の判断による個人輸入で導入していますが、韓国の食品医薬品安全処（MFDS）からの認可を受けています。

また、ラジオ波同様に国内未承認の機器であるため自由診療となりますのでこちらを念頭に置いて、施術を受けるかの判断をお願いいたします。

ラジオ波は顔にこんな悩みがある方におすすめ

これまでラジオ波を顔にあてることによって期待される効果を見てきましたが、具体的にどんな悩みを持つ女性におすすめしているのかを紹介しましょう。

■シワやたるみをなくしたい

シワやたるみは顔が老けて見える原因の1つです。

シワ・たるみができるのは、肌の乾燥やコラーゲン不足が主な原因です。

ラジオ波をあてることによってコラーゲンの生成を促すと、ピンとハリのある肌を取り戻すことが期待されます。

■小顔に見せたい

何だか顔が一回り大きく見える、そんな時は顔がむくんでいる時です。

年齢を重ねるとフェイスラインや首回りにむくみが溜まりやすく、ここがむくむと、二重アゴや肌がたるんで見える原因にもなります。

耳の下や鎖骨には、老廃物を流すための大事な役割を果たすリンパ節があります。

ラジオ波を使って血行や新陳代謝を上げ、リンパの詰まりを解消することで、すっきりとしたフェイスラインや首周りを実現できるのです。

■肌の老化が気になる

何となく肌が暗い、肌がこけて見えるという症状は肌の老化のサインの1つです。

血行が悪くなり、血の気のないゲッソリとした肌になってしまうと、元気がなく老けた印象を与えてしまいかねません。

ラジオ波は肌の深層部に熱を与えることで血行を促進、加えて熱刺激によるコラーゲン生成を促しますので、自然な血色のハリがある顔を手に入れることが望めます。

シミやたるみ・肌の老化に悩む方はぜひ松倉クリニックへご相談ください。

ラジオ波の費用相場

冒頭でも紹介しましたが、ラジオ波には様々なタイプがあり、それぞれのニーズに合わせた機器が販売されています。

家庭用のラジオ波（RF）美顔器は5,000円（税込み）ほどで販売されており、その手軽さが人気の要因の1つでしょう。

エステサロンやクリニックで使用されているラジオ波は家庭用に比べて出力の高いものが多く、扱いに注意が必要ですが、その分効果が期待できます。

エステサロンやクリニックでのラジオ波施術は、顔全体にあてると5,000円（税込み）〜250,000円（税込み）とかなり値段に幅があります。

これは使用している機器の違いや施術の違いによるものです。ラジオ波の施術にはリラクゼーションやダイエットが目的のものから、シワやセルライトなどの具体的なお悩みに働きかけるものまで様々です。

ラジオ波は誰でも使える手軽なものもありますが、がんなど病気の治療にも使われるものなど、幅広いジャンル・用途で機器が開発されています。

事前に自分がどんな目的でラジオ波を使いたいかを考え、それに合ったエステやクリニックを選ぶことが必要です。松倉クリニック表参道では2種類のラジオ波コースを用意しています。

松倉クリニック厳選のモノポーラ機器「Origio」を用いたフェイシャル施術は180,000円（税込み）～360,000円（税込み）で、マイクロニードル「Sylfirm（シルファーム）」のフェイシャル施術は55,000円（税込み）～82,500円（税込み）です。

なお美容目的のラジオ波施術は一般的に公的医療保険が適応されません。

一般的な機種では施術は2週間に1回ですが、機種によって推奨頻度は異なるものもあります。効果が現れてきたら1カ月に1回継続して行うことが理想的です。

ラジオ波の施術の流れ

ラジオ波はダウンタイムを必要とせず、メスを使った治療法に比べると気軽に受けてもらえる施術です。

実際にクリニックにかかった時に、どのような流れで施術を進めるのかを紹介しましょう。

■カウンセリング

カウンセリングは患者さんの肌の状態をしっかりと確認することが目的です。

ここで肌の状態や患者さんの悩みに合わせ、ラジオ波をどの場所に、どれだけあてるかを決定します。

■麻酔・施術

次に洗顔後、塗布するのが麻酔クリームです。これは照射時の痛みを抑えるものですが、機器の種類によっては麻酔クリームを必要としないタイプもあります。

顔全体の照射時間は約30分です。なおカウンセリングから施術などを含む予約時間は約2時間です。肌の深層部に熱を与えますので、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。

■メイク直し

ラジオ波はダウンタイムがほとんどないため、術後のお肌に問題がなければ、すぐメイクをして帰宅することができます。

ラジオ波の施術を受ける注意点

これまでラジオ波を顔にあてることによるメリットや効果を紹介してきました。

しかし、使い方や人によってはやけど・痛み・ほてりなどの副作用が出るおそれがあります。ラジオ波の施術を受ける際の注意点を述べていきましょう。

■副作用のリスク

まず副作用として多く報告されているのが、熱を照射しすぎたことによるやけどです。

これはラジオ波の出力が大きすぎたり、同じ場所に照射しすぎたりすることで発生するトラブルです。加えて皮膚が薄い・患部の凹凸にマシンがフィットしないなどの原因でもトラブルが生じる可能性があります。

また同じ原因で、お肌に赤みが出る・鋭い痛みを感じるなどの副作用も確認されています。

どれも機械使用者の技術不足や間違った使い方が引き起こすものです。しっかりとした技術を持つ人に施術をしてもらうことが重要です。

■信頼できる医師を選ぶ

やけど・痛みといったラジオ波による副作用を起こさないためには、一定以上の経験と技術をもつことが大切です。

リラクゼーションやマッサージを目的としたラジオ波の使用は出力も低くトラブルが起きづらいです。

一方、具体的な肌の悩みにアプローチするための施術出力も高くなりますので、医師の技術が非常に重要となります。

照射しすぎによるやけどなどのトラブルを防ぐだけでなく、最大限の効果を得るためにも、信頼がおけるクリニックや医師を選ぶことが大切です。

松倉クリニックはカウンセリングを重要視しており、施術前に不安な点をなんでもお聞きいただいてかまいません。気になることや施術に興味があるならばぜひ松倉クリニックへご相談ください。

ラジオ波で顔の悩みを解消しよう

ラジオ波はエイジングケアの施術として、女性に長きに渡り支持を得ている施術です。施術に用いる機器も日々新しいものが改善され、より効率よく効果を得られるタイプも登場しています。

ほほがこけて見えるなど少し肌の衰えを感じてきたな、たるみ・シワが目立ってきたなという方には、ぜひ一度試してみてもらいたい施術です。

ラジオ波が気になるならカウンセリングを受けてみよう

ラジオ波には様々な施術効果を目的としたタイプがあることを紹介してきました。

どのタイプを、どれくらい照射すればいいかは患者さんの悩みや肌質によって変わってきますので、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。

松倉クリニックでは経験豊富な医師が、患者さんの肌の悩みや具体的な要望によって、多数の選択肢からベストな提案をいたします。

同じ肌トラブルを抱えている方でも、早く効果を得られたい方もいれば、長期的にゆっくり肌を改善していきたい方など施術方針は様々です。

1人ひとりに合わせた施術やプランを用意していますので、ぜひ気軽にカウンセリングにいらしてくださればと思います。